タイタニックでローズがつけていたブルーダイヤモンドのネックレス、素敵ですよね。
婚約者のキャルが愛の証にと贈ったもので、碧洋のハート(ハートオブオーシャン/The heart of the ocean)と名付けられていますが、これは実在するのか?値段はいくらぐらい?と気になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
タイタニック号沈没の話は実話なのだから、このブルーダイヤのネックレスも実在していて欲しい気もしますよね。
映画タイタニックのブルーダイヤのネックレスは実在するのか?碧洋のハートのモデルとなったダイヤとは?という内容でまとめています。
タイタニックのブルーダイヤネックレスは実在する?
物語は #タイタニック🚢と共に沈んだとされる幻のお宝💰の探索から始まります。それは「青き海の心」と呼ばれる56カラットのダイヤモンド💎。しかし海底探索では発見ませんでした。このダイヤは、タイタニック号の中で、ローズが婚約者からプレゼントされた物語のキーアイテム果たしてダイヤの行方は⁉️ pic.twitter.com/WUEYaviFnb
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) May 7, 2021
結論から言うと、碧洋のハート(ハートオブオーシャン/The heart of the ocean)のブルーダイヤのネックレスは実在しません。
映画の中では、このジュエリーの由来はルイ16世の王冠から来たということになっていました。
セッティングは、56カラットのハート型のブルーダイヤモンドを中央に、通常の無色のダイヤモンドがまわりにあしらわれ、チェーン部分もダイヤモンドがセットされています。
もしこの「碧洋のハート」が本物だったとしたら、その価値は、3億ユーロともいわれています。
日本円にすると約400億円にもなります。
映画のプロップ(小道具)としての「ハートオブオーシャン」は、ジルコニアとホワイトゴールドで作成され、8000ユーロ程度のものと言われています。
映画の中では海に捨てられてしまいましたが、現物は映画スタジオのアーカイブに保管されているそうですよ。
あのエンディングの持って行き方は、ずるいですよね。
泣かずには見られません。
なお、円盤(BD/DVD)では、別のエンディングも収録されています。
タイタニック|碧洋のハートのモデルとは?
地質学結構好きで、潮流コーナーと並んで張り付いて見てた
鉱物コーナーの宝石展示にはフォスフォフィライトからティファニー、世界最大のHope Diamond(45.52カラット)別名呪いの宝石=タイタニックのダイヤのモデルもあったよ! pic.twitter.com/vn7uUq2Qc9— 燕川 (@tubame_kawa) May 27, 2018
映画タイタニックの「碧洋のハート」は本物のジュエリーではありません。
が、モデルとなったと言われているのは、実在の「ホープダイヤモンド」です。
碧洋のハートはハート型ですが、こちらはややオーバル気味のスクエアです。
ホープというのは「希望」のホープではなく、人名です。
歴代の持ち主の一人、ヘンリー・フィリップ・ホープの名前をとったとされています。
1958年以来、スミソニアン博物館に収蔵されており、現在は誰でも見ることができます。
ホープダイヤモンドは、45.52カラット、クラリティはVS1、世界で最も価値のあるダイヤモンドの1つで、その価値は約3億5000万ドル(日本円だと約380億円)と見積もられています。
このブルーダイヤが有名なのは、その大きさや価値だけでなく、「呪いのダイヤ」という意味深な名前がついていることも理由です。
呪いの理由は、ヒンドゥー教寺院に置かれた女神シータの彫像の目に嵌められていた2つのうちの1つを盗み、それに気づいた僧侶があらゆる持ち主に呪いをかけ、持ち主を次々と不幸に陥れたとされています。
ざっくりした経歴をご紹介します。
9世紀頃、インド南部のデカン高原にあるコーラルという町を流れる川で、農夫により発見される。
その後持ち主を転々と変え、そのたびにカラット数は小さな数字になっていきます(カットされ小さくなっていく)。
フランス人ジャン=バティスト・タヴェルニエ(Jean-Baptiste Tavernier)が手に入れた1660年には112と3/16カラットあったものが、フランス王ルイ14世がダイヤを購入、カッティングがほどこされて67と1/8カラットの宝石となります。
フランス革命中に国王一家が幽閉されている間に、王室の宝玉庫から盗まれたと言われています。
その後しばらく行方がわからなくなりますが、1812年9月イギリスのダイヤモンド商ダニエル・エリアーソンがあるダイヤモンドを所有していたことが記録に残っています。
このダイヤが「ブルーダイヤモンド」から切り出されたものであることが、2005年にスミソニアン協会によって、また2008年にはフランス国立自然史博物館によって確認され、これが今日につながるホープダイヤモンドと言われています。
その後も持ち主が次々と変わる中で、カルティエやハリー・ウインストンといった、トップジュエラーの名前もでてきます。
呪いの伝説では、最初に見つけたとされる農夫はペルシア軍に殺された、このダイヤを手に入れてからフランスルイ王朝の没落が始まった、など興味深い話がくっついています。
世界一と言われる宝石には、いつも何かしら逸話がついて回るようですね。
それはそれとして、深い青色のハート型のモチーフは身につけたとき、ひときわ目を引きますよね。
レプリカもたくさん売られています。
ジルコニア製のものや、サファイアを使用した本格的(でもレプリカ)なものまで、いろいろありますね。
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それっぽいボックスがついているものや、ネックレスではなくペンダントだったり、イヤリングまで、いろいろあります。
こんなにも多くのレプリカが作られて販売されているということは、この「碧洋のハート(ハートオブオーシャン)」が人を惹きつけてやまないジュエリーだということですね。
まとめ
映画タイタニックでローズが身に着けていた(最後は海に捨てた)ブルーダイヤモンドのネックレス「碧洋のハート」についてまとめです。
モデルは、「ホープダイヤモンド」でアメリカのスミソニアン博物館に収蔵されている
金ロー版のカットされまくりではなく、フルで見るならU-NEXTでどうぞ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
コメント
確かにタイタニックとベルばらの中身が微妙に合致します。頂点を極めた証のように存在するんでしょうね。次にどこで登場するか楽しみです。