佐々木宏/元電通は慶応大学卒|高校など学歴・経歴や過去のCM作品は名作だらけ

東京オリンピック2020 開会式 気になる人
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元電通の佐々木宏さんが話題です。

東京オリンピック・パラリンピックの開閉会式の演出責任者でしたが、渡辺直美さんにブタの格好をさせて「オリンピッグ」という演出を提案したというグループLINEが流出、その提案が容姿を侮辱するものだと大炎上して辞任に追い込まれました。

この佐々木宏という人。どういう経歴なのか気になり、高校大学などの学歴や過去に手がけたCMなどをまとめました。

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佐々木宏/元電通の学歴・経歴プロフィール

 

 

渡辺直美さんにブタの格好をさせて「オリンピッグ」というダジャレ演出を提案したという佐々木宏さん、どんな人なのかとおもったら、すごい経歴の持ち主なんですね。

佐々木宏さんのプロフィール

名前:佐々木宏(ささき ひろし)
生年月日:1954年10月18日
年齢:66歳(2021年3月現在)
出身地:熊本県八代市
学歴:東京都立小石川高等学校、慶應義塾大学法学部政治学科卒

 

熊本出身の佐々木宏さんは、転勤族のお父さんについて引っ越し、転校が多かったそうです。

そのお父さんを中学の時亡くし、かなり苦労されたようです。

箭内道彦さんとの対談ではこんなふうに語っていました。

熊本で生まれて3歳で東京に来て転校が3回、次に7歳のとき釧路に行って、北海道でも2回。東京には中学のとき帰って来たんですけど、教科書や言葉がしょっちゅう変わるのは、子供にとってはけっこうストレスで。中二のときにオヤジがいきなり亡くなって、自分がしっかりしないといけなくなったっていうのもあるかもしれない。

 

よそ者としての防衛手段として、逆に率先して仕切ったり引っ張ったりする役を買って出る癖がついたそうです。

それでわりと幼少の頃に色々悟った感じになっちゃったのかも。よそ者の防衛手段として、学級委員長になって積極的にホームルームを仕切るとか、そういう癖がついちゃった。
でも、どうせ仕切るなら楽しいほうがいいよなって考えるタイプ、それでクラスのお楽しみ会なんかでも「ほかのクラスより面白いものにしよう!世界一楽しいクラスにしよう、」っていう気持ちがありましたよね。

そんな中でも、小さい頃から楽しませるのが好き、という性格がでていたようです。その性格がのちのCMづくりにも生かされていたようですね。

 

電通入社以降の経歴も、他人から見るとすごいとしか言いようのないものです。

1977年:電通入社。新聞雑誌局に6年ののち、28歳の頃クリエーティブ局に転局。
2003年7月:電通100%子会社「シンガタ」の代表に就任。
2016年:リオオリンピック・パラリンピック閉会式のフラッグハンドオーバーセレモニーを担当。
2019年4月:個人事務所「連」を設立。

 

ご本人的には、テレビ局志望だったけど入れず、電通でも希望の部署に配属されず、と苦労人だと思っていたそうです。その苦労もあとになってよかったと思えた、回り道をしたのがよかった、とも語っています。

そもそも最初は広告代理店じゃなくテレビ局に行きたかったんですね。バラエティとか歌番組みたいな、とにかく楽しいテレビ番組を作りたいっていう気持ちしかなくて。結局、テレビ局は俺の年、募集ゼロで入れなかったんだけど、「電通の中のテレビ局とかそういうセクションに行ければ近いかな」と。クリエーティブ局を志望したのも「CMの制作があるから、テレビと接する仕事があるのかな?」ってくらいのことでしたね。

佐々木:自分のチョンボで、クリエーティブ配属なくなったときは、ショックでしたね。でも、そのショックがよかった。

 

別のインタビューでは、逆境や辛いことをバネにしてきた、いいことの前触れだと思うようにしてきたとも語っていらっしゃいました。

逆境もつらいこともあったが、そのたびにこれはチャンスかもしれないと思うようにした。『きっと、何かいいことが起きる前触れだ』と

 

新聞雑誌局への配属もかなりショックだったようですよ。

俺が新雑局に決まったってわかったとき全員が大笑いしたんですよ。「佐々木がよりによって一番行きたくないって言ってたとこになったぞ」ってことで。

 

けれど、配属前の研修期間にグループのサブリーダーからの一言にも励まされたそうです。

「宏、電通はどこに行ってもクリエイティブだぞ。」みたいな励ましの言葉を書いてくれて、その3行くらいの文章にグッときましたよね。

 

こういった人との出会いや、小さい頃の経験がのちのCMづくりにも生かされているように思います。

佐々木さんが手がけたCMは名曲が使われていることが多いのですが、それも佐々木さんが小さい頃から音楽好きだったことに由来するようです。

驚きの「作曲家志望」!

ピアノを少し習ったあとは独学で、ショパンやチャイコフスキーを弾いていたそうです。

笑われそうですが、そもそもは作曲家か指揮者になりたくて。ピアノは半年習ってやめたが、あとは独学。小学校の頃から見よう見まねでショパンを弾いたり、中学に入ってからもクラスの友人と「チャイコフスキーピアノコンチェルト1番」をピアノ2台でコンサート開いたりしていた。あと、ショパンメドレー。でも、曲の難しいところになるとオレが弾けなくなるじゃない? そうしたら、その曲はそこまでで終えて次の曲に行くって手を考えたんですよ。クラシックのメドレーって当時禁じ手だったけど。
クラシックを、もっと身近に、という屁理屈で。

 

本人の中に圧倒的に蓄積された音楽が、名作CMのBGMとして利用されていたんですね。

 

「そうだ 京都、行こう」(JR東海)のBGMは「私のお気に入り」っていう「サウンド・オブ・ミュージック」の中の一曲だし、実は、このミュージカルから8曲くらいCMで使っている。自分の中では「サウンド・オブ・ミュージック」とビートルズが二大ブランドで、それ以外では、サザンにユーミン、中島みゆきみたいな感じで、「この5つが圧倒的にシェアを持っている」っていうのがオレで(笑)。

 

リオ五輪での安倍マリオにはビートルズもサウンド・オブ・ミュージックも使われませんでしたが、この演出はたしかに日本を印象づけたという意味で大成功だと思います。

安倍首相・リオ五輪閉会式 Super Mario=Japanese prime minister Shinzo Abe

 

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佐々木宏/元電通が過去に手がけたCM作品名作しかなくてすごすぎ

いいなCM サントリー BOSS 宇宙人ジョーンズシリーズ vol.2

 

佐々木宏さんが手がけたCM作品の一部をご紹介します。

テレビで見たことがない、という人を見つけるのが一苦労なほど、有名なCMばかり、そして多くの人の記憶に残っている作品ばかりですよね。

 

ソフトバンク 「白戸家シリーズ」
サントリー 「BOSS 宇宙人ジョーンズシリーズ」、リザーブ友の会、モルツ球団、3.11.歌のリレーなど
JR東海 「そうだ京都、行こう」10年
トヨタ自動車 コロナ氏、ECO-PROJECT、ReBORN. ドラえもん、TOYOTOWNなど
麻薬撲滅運動 「ダメ。ゼッタイ。」
駿台予備校 「第一志望は、ゆずれない。」
資生堂 UNO FOGBAR
全日空 「ニューヨークへ行こう」
富士フイルム 「お正月を写そう」など

 

なかでも、麻薬撲滅運動 の「ダメ。ゼッタイ。」と駿台予備校の 「第一志望は、ゆずれない。」は、35年以上経った今でも使われているということが、ご本人も自慢だそうです。

 

CMでの受賞歴も、多数あります。

ACC全日本CMフェスティバル グランプリ3回
TCC(東京コピーライターズクラブ )最高賞6回
ADC(東京アートディレクターズクラブ)最高賞3回
カンヌ国際広告フェスティバル金賞
広告電通賞
朝日広告賞
日経広告賞
毎日広告デザイン賞最高賞
フジサンケイ広告賞グランプリ
JR東日本ポスターグランプリ2回
クリエーター・オブ・ザ・イヤー賞2度
ほか多数受賞

 

ソフトバンクの白戸家のCMは、2007年から2012年までの間CM好感度ランキング『BRAND OF THE YEAR』第1位をキープしていました。

目眩がするほどの経歴です。

長くやっていれば一つや2つあたりはあるかもしれないけど、これほどヒット作を生み出せるなんて、ただ者ではないです。

広告マンとしての力があるんでしょうね。

佐々木宏さんが手がけたCMの特徴として、長く続いているCMやキャンペーンがとても多いです。

 

JR東海の「そうだ、京都行こう」なんて、これみただけで京都行きたくなります。

「そうだ 京都、行こう。」ナレーション撮り続けた長塚京三が25年目で卒業! JR東海『そうだ 京都、行こう。』CM

 

フジカラーの「お正月を写そう」なんて、これみないとお正月な感じがしなかったし、樹木希林さんのイメージしか残ってないですよね。

2000年CM フジカラー お正月を写そう 樹木希林 岸本加世子 田中麗奈

 

トヨタは23年も担当されていて、その中でもリボーンのこれは今見てもじーんと来ます。

いいなCM トヨタ ReBORN 東北 「総集」篇

それだけ多くの人の心をつかみ、動かすことができるのはすごいことだと思うのです。

それだけに、今回の件はとても残念。

楽しませたいという気持ちのあまり暴走してしまったのでしょうか。

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まとめ

佐々木宏さんの経歴や学歴、過去のCM作品のまとめです。

学歴は、東京都立小石川高等学校、慶應義塾大学法学部政治学科卒
経歴は、新卒で電通に入社、新聞雑誌局に6年ののち、28歳の頃クリエーティブ局に移り多くの名作CMを手がける
その後は2003年に電通100%子会社「シンガタ」の代表に就任、
2016年にリオオリンピック・パラリンピック閉会式のフラッグハンドオーバーセレモニーを担当。
2019年に個人事務所「連」を設立
CMの代表作はソフトバンクの白戸家、サントリーBOSSの宇宙人ジョーンズ、TOYOTAのリボーンなど

これだけの経歴を持つ方、どうしてこうなっちゃったのか感がぬぐいきれません。

成功しすぎると、どこか感覚が変わってしまうのでしょうか。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

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