2021年2月21日疱瘡の「関ジャム」でプロがハマった音楽動画がすごいと話題です。
蔦谷好位置さんの「YouTubeじゃんけん」という一言からスタッフを拾って始まったというこの企画、ツタヤさんのほか、音楽プロデューサーもふくちゃん、音楽系YouTuberみのさんが紹介した音楽動画をまとめました。みんなすごい!
てかその話題について行ってたというか、ほぼ同レベルに会話してた市川紗椰ちゃんすごくない?
Wintergatan – マーブルマシン(Marble Machine)
スウェーデンのロックバンドWintergatanのメンバー、マーティン・モリンが手作りしたという、ピタゴラスイッチみたいなオリジナル楽器。
2000事故の鉄の玉、3000以上のパーツとビブラフォン(鉄琴)、ドラムベースなどを組み合わせたなんとも不思議な楽器ですが、製作期間2ヶ月の予定が、2年もかかってしまったというへんてこ楽器ですが、その音がすごく引き込まれる音色です。
手作り感がすごいのと、演奏しているのを見るのも楽しいです。
市川紗椰ちゃん、いきなり
ダ・ヴィンチ雅楽器を作ったら? みたいな光学的な面白さがある
といっていましたが、あとから見るとこの時点からすでにヤバさを発揮し始めていましたね。
かてぃん(角野隼斗) 東大大学院卒のピアノYouTuber
東大大学院の超絶無比なピアニストとして蔦谷さんが紹介したのがこの方。
僕が一番好きなピアニスト、と激推しされたのが角野勇斗さん(かてぃん)。
2018年にピティナ・ピアノコンペティションで特級グランプリをとっていながら、音大や芸大ではなく灯台を選ぶあたり普通じゃないです。
蔦谷さんの「タイム感がいい」という評価に、スタジオの皆さんもうんうんって感じで頷いていましたね。
紹介された動画は、モーツァルトのきらきら星変奏曲をどんどんアレンジを変えて演奏していく動画ですが、ついているコメントが英語など海外からのコメントがズラリ。
音楽は国境を超えますね。
関ジャム常連の清塚さん、煽られていたので数日後にはキラキラ星の動画をアップされるかもしれないですね。
楽しみにしていますw
伊藤篤宏 蛍光灯を演奏
もふくちゃんおすすめ。
唯一無二すぎる演奏として紹介された、蛍光灯を演奏する、伊藤篤宏さん。
80年代後半から美術作家として活動を始め、1998年からサウンドパフォーマンスを始めたそうです。
蛍光灯のオン・オフで発生する、人間の耳には聞こえない放電ノイズを増幅して出力する「OPTRON」問オリジナル楽器(?)を自作して演奏しています。
演奏は主にギター用の足踏みエフェクターを使って音を出しているのだそうです。
山川冬樹 骨伝導パーカッション
こちらももふくちゃんおすすめ。
頭蓋骨の骨伝導を使って音を奏でる山川冬樹さん。
東京芸大の先生でもあり、骨伝導パフォーマンスでは世界的に活動。トゥバ共和国の歌唱法「ホーメイ」の名手としても知られるそうです。
パフォーマンスしている姿は、かなりイっちゃってる感ありますが、ちゃんと理論があって研究して音を出しているのだそうです。
YouTubeができる以前からこんなふうに、独自の音を作って演奏していらしゃったとかで、伊藤さんはサウンドミュージック界のボス的な存在なんだとか。YouTubeありがとう。
安田さんも、えらい気に入ってましたよね。
そんな山川さんと伊藤さんがいっしょにSONY WALKMANのCMに出演されていましたよ!
こういうところすごいと思うよ、SONY。
もふくちゃんの
音の変態はみんな、楽器作っちゃう
名言ですよね。
マツケん YouTuber
ドラクエっぽい音、音楽をいっぱいあつめた「あるある」動画。
ゲームの中で流れてた?と錯覚してしまいそうなくらい、ぽいです。
考察系動画なんですが、すごくおもしろい。
スタジオのトークも一番全員参加で盛り上がってた気がします。
SO-SO ヒューマンビートボックス
蔦谷さんおすすめのビートボクサー、SO-SOさんは現在21歳。
15歳(高1)でビートボックスを始め、19歳で世界大会 Grand Beatbox Battle 2019で日本人初のベスト4入を果たした方です。たった5年でそんなレベルにいけちゃうものなんですかね?
高2のと気にループボックスが欲しくて、お母さんにおねだり(かわいい)して買ってもらえたのが嬉しくて、せっかくだからと頑張ったらアジアチャンピオン(Asia Beatbox Championship 2019優勝)になっちゃったって。は?
大会では事前録音した音は一切使ってはいけないとかで、全てその場で「口や鼻から出た音」を加工して録音して重ねていくのだ、と聞かされてもうっそーそれって人間が出せる音なの?とおもってしまいます。
のせるのがうまいと蔦谷さんもべた褒めでしたが、その乗せていく秘密も披露してくれました。
デジタルでアルバムも出しているそうです。
赤坂陽月 般若心経ビートボックス
こちらもLoop Stationを使ってビートボックスを多重録音するスタイル。
お坊さんがビートボクサーになったのではなく、先にビートボクサーとして活動していて、あとから出家したそうです。アメリカやオーストラリアなどをストリートミュージシャンとして回っていたそう。
オープンリールアンサンブル(Open Reel Ensemble)
もふくちゃんおすすめのオープンリールアンサンブル。
カセットテープより前の時代、音声や映像の記録媒体だったオープンリールテープを楽器として転用してしまう斬新さ。
2009年から活動開始、1stフルアルバムに参加アーティストは高橋幸宏さん(YMO)にやくしまるえつこさん(相対性理論Vocal)と、すごいメンツ。
ISSEI MIYAKEのパリコレで4季も音楽を担当したというのもすごいです。
メンバーの和田永さんは、家電をリメイクしたオリジナル楽器を制作し、演奏しています。
NHKのSONGSに出演した際も、扇風機やブラウン管弾いてましたよね。
SUSHI RAMEN 【Riku】 ビリー・アイリッシュ Bad guy完全再現
音ネタの最高峰、とみのさん大絶賛のYouTuber。
めちゃくちゃ手が込んでますよね。音の出し方に見入ってしまいます。
超爆音ライブ
もふくちゃんが、超爆音とほぼ無音、という両極端なふたつを続けて紹介した、うるさいほう。
1986年結成のバンドBOREDOMSが、2011年11月11日に111人のドラマーと演奏したライブ。
ノイズミュージックなど独特なパフォーマンスが有名なバンドなんだそうです、ニルヴァーナのオープニングアクトをやったことがあったり、フジロックに出演していたりで、日本でも一定の人気があるようです。
が、とにかくうるさいよこのライブ!
Sachiko M サイン波ライブ(ほぼ無音ライブ)
サイン波だけでライブをやる、というコンセプトのアーティスト、Sachiko Mさん。
ライブ映像をみていたメンバーが
なにやってるの、これ?
と理解できないまま映像が終わってしまったライブ映像でしたが、このライブに行ったもふくちゃんは、感動して泣きそうになったのだそうです。
当時爆音漬けだったもふくちゃんが、フット足を運んだのがこのサイン波ライブ。
音楽はすべて元をたどるとサイン波にいきつき、すべての音の「素」と言えるサイン波は、「禅」
というもふくちゃんに対するスタジオのメンバのリアクションが両極端で、めちゃくちゃ笑えました。
は?という顔をしている高橋さん、ドMやとつぶやいた大倉さん、自分は興味ないけど「ヤス好きやろ」とメンバーの好みをちゃんとわかってる横山さんと振られた安田さんは「俺ライブ行きたいわ」。
そんな中「私CD持ってます」とぶっこんできた市川紗椰。
もふくちゃんが、「初めてわかってくださる方に出会った」とものすごく喜んでいましたよね。
この子のヲタクの闇は深い(褒めてます)。
持ってるCDってこれかな?
Sachiko MさんといっしょにFilament(上記上)を作った大友さんが、こんなに明るくポップな音楽を作っていた人と同一人物ということに、古田さんかなり衝撃を受けていました。
スタジオトークは、このSachiko Mさんのパートが一番盛り上がっていましたね。
民謡クルセイダーズ
みのさんおすすめの民謡バンド、民謡クルセイダーズ。
2017年に東京福生で結成された、民謡とラテンを融合させたその音楽性は、みのさんがガチ推しだそうです。
一般的に持っている民謡のイメージとはかなり違いますね。
のびのびしている感じですごく楽しそうなライブ、お酒片手に聴きたい感じです。
原田節(はらだ たかし) オンド・マルトノ
蔦谷さんが、不思議な音がする楽器、直接見たことがないので調べてやっと見つけたという変わった楽器、オンド・マルトノという楽器。
フランス人技師モーリス・マルトノによって1920年代に発明された楽器なのだそうです。
そしてそのオンド・マルトノの第一人者が日本人の原田節(はらだたかし)さん。
NHK大河ドラマ独眼竜政宗の音楽に使われていたのを、子供の頃に聴いていた蔦谷さん。なんの楽器か知らずに聴いていたのと、今回調べてオンド・マルトノだ、とわかったことで、なぜ好きなのかがわかってつながった!と嬉しそうでしたね。
たしかに繊細で、不思議と癒やされる音色です。
またこれに食いついた市川紗椰。オンド・マルトノカフェが赤坂にあったんです!と熱量を発していましたよ。
何だこの娘(すき)。
まとめ
音の変態とか、天才が行き着くところ、究極といった言葉が連発された今回の関ジャム、めちゃくちゃ楽しかったですね。
一番変態なのは、あの変態トークを完全に超えていってた市川紗椰ってことでいいですか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
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