水戸の花火師、野村陽一さんが、情熱大陸に出演されて話題です。
コロナのせいで野村さんの美しい花火を見る機会が激減している今、その人物についての密着はありがたいですね。
野村陽一さんの経歴、受賞歴などのプロフィールや花火への思いをまとめました。
野村陽一さんのプロフィール:経歴や受賞歴は?
野村陽一さんのプロフィールをまずは簡単にご紹介しましょう。
野村陽一(のむらよういち)さんプロフィール
生年月日:1950年11月8日
出身地:茨城県
出身高校:茨城県立緑岡高等学校卒業
最終学歴: 明治大学卒業
現職: 花火師、『野村花火工業株式会社』の代表取締役
主な受賞歴:
2013年:「現代の名工」選出
2014年:「黄綬褒章」受賞
2017年:第86回土浦全国花火競技大会内閣総理大臣賞受賞。他にも、過去の同大会で内閣総理大臣賞を数多く受賞
2019年:第93回大曲全国花火競技大会内閣総理大臣賞受賞
水戸の花火師を家業とする家に生まれた野村陽一さんは、明治大学卒業すると家業を継ぐために花火師になりました。
先代であるお父様に基本的な技術を教わり、「賞を穫れる花火屋になろう」とお父様とともに決意したのが30歳になるときだったそうです。
それから試行錯誤と実験を重ね、データを取り、思った通りの丸い花火を打ち上げられるようになったのは、実験をはじめて10年経った頃だったそう。
その数えきれない実験のおかげで、自分の表現したい色や形を自在に出せるようになったということです。
大曲全国花火競技大会で7回、土浦全国花火競技大会では11回の総合優勝、2020年時点では合わせて計18回の内閣総理大臣賞を受賞という輝かしい名声は、地道な努力を重ねてこられたその積み重ねの上にあるのですね。
花火業界は地元密着なビジネスのため、花火大会基本的には関係のある地域や主催者が開催するものにだけ参加するそうですが、お父様と約束した「賞を穫れる花火屋」となった今では、全国の花火大会から声がかかるようになり、とても励みになっているのだそうです。
そんなストーリーを知ると、その思いの一つ一つが込められた花火に涙してしまうのは当然な気がします。
秋田県大仙市で開かれた全国花火競技大会(#大曲の花火)で、水戸市の #野村花火工業 が2年連続の内閣総理大臣賞に輝きました!おめでとうございます!
※写真は今年開催した水戸黄門まつり花火大会のものです。 pic.twitter.com/0yXudf2lvs— 水戸市 (@kouhou_mito) August 27, 2017
NHKの「プロフェッショナル~仕事の流儀~」にも出演されたこともあり、そちらも気になりますね。U-NEXTでは過去のプロフェッショナルのアーカイブもみることができますよ。
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野村陽一さんの会社はどんな会社?
花火筒チャレンジファンのみなさま、ニュースです。
野村花火工業㈱さん尺筒チャレンジをしていただきました。SNSがないので代わりに投稿させていただきます。#打ち出しはこうやってあげてます。とメッセージいただきました。#尺筒チャレンジ#野村花火工業㈱#持ち上げてる?#社長? pic.twitter.com/qzIU8G8aQm— 岸火工品製造所 (@uE8U0jKRZwKjrpC) July 1, 2020
明治8年(1875年)に初代野村為重さんが水戸市で創業されました。
黒船来航の嘉永年間に生まれた為重さんは花火製造・打上のかたわらブドウ園、養蚕、印刷業なども手がけていたそうです。多才だったのですね。
為重さんは、能勢頼信に師事した天真流免許皆伝の剣の達人でもあっり、水戸・偕楽園の梅まつりの創始者のひとりでもあったそうです。本当にアクティブな方ですね。
二代目は野村真一さん、三代目は野村泰久さん、そして平成元年に野村陽一さんが四代目代表に就任し、社名も野村花火工業株式会社と変えました。
生涯いち職人として現在の野村花火の基礎を作り上げた三代目野村泰久さんのあとを継いだ陽一さんは、10 号玉が日本の花火の美しさを一番表わして いると思っているそうで、その作品(もはや作品ですよね!)に見せられる方はとても多いようです。
五重芯があまりに綺麗すぎて涙でました。。
10号芯入割物
「昇曲付五重芯変化菊」10号自由玉
「深緑の躍動」#野村花火工業#大曲の花火 pic.twitter.com/l3506OFW0g— TOMOKAZU☆聖闘士☆ (@38leader) August 31, 2019
インターネットの発達で、競技大会などのために苦労して作った新作花火や、一生懸命考えた演出が、すぐに研究され、マネされてしまうという、トップならではのご苦労もありながら、 独自の花火作りに取り組み、それを通して 自分の存在感を出すことにこだわっているそうです。
そういうこだわりの部分は、表面だけ真似した業者には到底まねできるものではないですよね。
多くの人が野村さんの花火に魅せられるのは、そういう思いのこもった花火にしかみせることができない美しさがあるからではないでしょうか。
野村陽一さんの花火動画
こちらは6月1日の全国一斉花火「Cheer up!花火プロジェクト」 の際、茨城県水戸市で野村花火工業が打ち上げた花火です。
花火ファンの中でも野村花火工業さんの評判は格別なのがわかりますね。
全国のファンが、遠征や地元での撮影動画を上げていらっしゃいますよ。
いくつかお借りしてきましたが、動画で見るだけでも涙が出てきますね。
これは死ぬまでに一度は生で見たいと思っちゃいます。
古河花火大会!今年はたくさんのお友達と参戦してきました(●´ω`●)
昨年は僕の1人勝ちだったのにw
それにしても、今年の古河は野村が最高過ぎた!#古河花火大会 #千輪 #彩色千輪 #千輪の花園 #野村花火工業 #田熊火工 #cityspride #茨城の花火 pic.twitter.com/zzrx3doIxy
— Makoto Igari | Storm chaser (@Makoto_Igari) August 6, 2017
徳島 にし阿波の花火でグランドエスケープをBGMに花火があがった!最高~ #天気の子 #野村花火工業 pic.twitter.com/KLOtRuhXAg
— さたけ❎ _ (@satake_take) October 5, 2019
過去動画からキラキラ万華鏡を拾ってみた。#コロナばっかりで気が滅入るから花火の画像や動画晒そうぜ#野村花火工業#キラキラ万華鏡 pic.twitter.com/wROkmI9yv6
— もんちゃ@通常運転。 (@moncha2000) March 29, 2020
ノムランドリターンズ!雨で残念だったけど、激近で花火観られて満足です\(^o^)/ #水戸偕楽園花火大会 #野村花火工業 pic.twitter.com/l5f2GBQZJP
— さたけ✺花火垢 (@satake_hanabi) July 20, 2019
野村陽一(花火師)の経歴や受賞歴、花火動画まとめ
神様、仏様、野村様とまで呼ばれてしまうという野村さん、レジェンド中のレジェンドの華やかな受賞歴の裏に隠れたストーリーに涙腺が緩みがちになっちゃいますね。
一緒に情熱大陸で紹介された久米川さんはまた違ったタイプの花火師さんで、日本の花火業界はすごい方ばかりだなぁと嬉しくなります。
▶久米川和行(くめかわ かずゆき)さんの経歴や受賞歴などはこちらへ
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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