長崎県五島列島北部の小値賀島にある「タマイシ様」というパワースポットが2月21日放送の日テレ系「沸騰ワード10」で紹介されました。
「タマシイ様」という呼び名がいわくありげですが、まん丸な石が龍の目のようにも見えて、とても神秘的です。
「タマシイ様」って何?ポットホールの場所や行き方(アクセス)は?島民信仰の歴史や由来とは?など、気になることをまとめていきます。
五島列島小値賀(おぢか)島のタマイシ様とは?
「タマシイ様」というのは、長崎県五島列島の小値賀(おぢか)島にあるポットホールのことです。
そもそも、ポットホールとはなんぞや?という方も多いと思いますので、まずポットホールの説明をしますね。
ポットホールとは?
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ポットホールとは、日本語では、甌穴(おうけつ)またはかめ穴(かめあな)といい、河底や河岸の岩石面上にできる円形の穴のことです。
河底や河岸の表面が硬い場合、表面に割れ目などの弱い部分があると、そこから水が流れ込み侵食され、くぼみができます。このくぼみの中に小さい石が入ると、渦流によってその小さな石が回転し丸みを帯びた円形の穴へと拡大していくことでできると言われています。
穴の直径、深さとも数センチメートルのものから数メートルのものまであり、有名なものは、かんのん浜ポットホール(伊東市指定天然記念物に指定)、長野県の寝覚の床などがあります。
上記写真はかんのん浜ポットホールのものです。
「タマシイ様」の正体は、斑島玉石甌穴(まだらじまたまいしおうけつ)と呼ばれるポットホールです。
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甌穴自体のサイズは深さ3m、穴の直径は上部が90cm、底部は60cmで、甌穴の中に直径50cmほどの玉石があり、大きな波がくると玉石が回転し周囲の壁面を削るそうです。
この「タマシイ様」はポットホールとしての大きさは世界2位とも、日本国内では最大とも言われています。
奥に見える白っぽい玉石が、瞳のようで、こちらを見つめ返しているようにも思えてきますよね。
こんな神秘的な石、実際に自分の目で見てみたくなりますね!
「タマシイ様」島民信仰の歴史は?なぜ人気?
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小値賀のポットホールは御神体として祀られており、近くに小さな鳥居が立てられています。
また、台風の時など、石が波に洗われてゴロゴロと唸り声のような音を響かせるそうで、島の人の間では「ポットホールが鳴ったら絶対に近づくな」と言われているそう。
自然が作り出した不思議な現象が、お天気によってうなり声のような音を立てるとなると、神様と祀ってしまう気持ちはわかりますよね。
ポットホールの場所は?行き方(アクセス)は?
ポットホール「タマシイ様」は正確には、小値賀島から橋でつながっている「斑島」の「玉石鼻」という場所になります。
名称
住所
アクセス方法
博多港より、フェリーで約5時間、小値港着
小値賀港より県道225経由、斑島方面へ車で10分
小値賀島までいけば、後は車で橋を渡って斑島に行けるので、そこまでなんとかたどり着きましょう。
おぢかアイランドツーリズムの公式サイトでは、アクセス方法や宿泊など、詳しい情報が載っています。
旅の計画を立てる際には、とても参考になると思いますよ!
島に着いてからは、レンタカーやレンタサイクル、一部タクシーも利用できるそうです。
上記の動画で紹介されていますが(51秒から始まるように設定してあります)、目印になる鳥居と看板があるものの、実際の「タマシイ様」は鳥居よりさらに海の方にあります。
足場が悪いので、スニーカーや登山靴など歩きやすい靴と服装で行った方が良いでしょうね。
まとめ
五島列島は、パワースポットが多いと言われていますね。離島で不便なところが逆に魅力だということで、最近とても人気だとは聞いていましたが、がぜん行きたくなってしまいました。
余裕のある日程で、ぜひ行ってみたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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