2月20日に「ロンドン」と「ブリカス」がツイッターのトレンドに上がり、賑わっていました。
ロンドン市長選の候補が「東京オリンピック中止ならロンドンで開催の用意がある」と述べたそうなのですが、イギリス船籍のクルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号を日本に押しつけて、五輪をさらおうって魂胆か?!とネット民が大騒ぎになりました。
「ブリカス」って何?どんな意味?言葉の意味も合わせて、2020ロンドン五輪開催のニュースの気になる点をまとめていきます。
東京オリンピック中止や延期の可能性はあるのか?過去オリンピックが中止になったことはあるのか?その理由は?などまとめた記事もありますので、合わせてどうぞ!
ロンドン市長選の候補が「2020五輪ロンドンで!」とぶち上げた?!
今夏の五輪「ロンドン開催を」 新型肺炎で市長選候補名乗り https://t.co/bAKRfzfDJ2
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) February 19, 2020
時事ニュースによると、
5月に行われるロンドン市長選の主要2候補が19日、日本での新型肺炎の感染拡大を理由に今夏の東京五輪が中止となった場合を念頭に、2012年の五輪が開かれたロンドンでの代替開催の誘致に名乗りを上げた。
ということで、イギリス政府ではなく、「ロンドン市長選に出馬する候補2人」が勝手に言ってるだけ、とも取れるわけですが、まあ盛り上がる話題ですよね。
英語のソースを探してみたら、これのようです。
Shaun Bailey: London Should Host Olympics if Tokyo Succumbs to Coronavirus https://t.co/SHP2TNe434 via @guidofawkes
— @Parlez_me_nTory (@Parlez_me_nTory) February 19, 2020
経緯としては、
国政与党・保守党公認候補として出馬するショーン・ベイリーさん(上の黒人の人)が、
「コロナのせいでオリンピックが東京でできないんだったら、ロンドンでやろーぜ!東京マラソンだってできなかったんだしな!」(意訳)
とぶち上げたので、
対抗候補の、サディク・カーン現ロンドン市長(国政最大野党・労働党)さんも
「まあ、ないと思うけど、必要とされるなら、過去そうしてきたように、最善を尽くすよ」
と答えた、ということです。
よその国の市長選ではありますが、いきなりオリンピックを東京からさらっていこうとするその発言は、むしろ日本での方が話題になり、今のコロナ対策にうんざりしている日本人には大受けのようで、どうぞどうぞ持ってって!な声も多数見受けられました。
イギリス人の根性の悪さがモロに出ている気がするけど、今回は素直にありがたい。是非とも持ってってほしい。
オリンピック開催に反対している日本人は意外と多いぞ。— 粒餡 (@04_17) February 20, 2020
安倍総理に天罰来ました!
— 天才🥚🥚 (@tingtin28399291) February 20, 2020
五輪の前にクルーズ船持ってけ?! ダイヤモンドプリンセス放置はこのためだったのか?と非難囂々
見た瞬間、は?
その次の瞬間、「やっぱり?!」と思ってしまったのは私だけでしょうか?
じゃないようです。
旗国主義なのだから、あの船をイギリスで責任持って対処してから言えよ。
— 夕刻うさぎ🇯🇵 (@you_cook_rubbit) February 20, 2020
人のふんどしで相撲を取るって、この場合あてはまるかしら(´・ω・`)図々しいわ
— YORI様の夢を見た( ;∀;)💙ガンバレ貴の子たち!貴乃花親方推しと繋がりたい(°ー°〃) (@YORI73212425) February 20, 2020
自国船籍の感染者がいる船を放置している国が相応しいと思うのか流石ジョンブル
— 氷雨(鴎) (@kamome54) February 20, 2020
自国籍の船を五輪開催国に停泊させ、対応を後手にし放置してコロナが蔓延したところで代替開催地に名乗りをあげる。
めちゃめちゃ最悪な手口だな
— だーほん☆☆☆★ マリノ王ス (@Departure46) February 20, 2020
BBCがダイヤモンドプリンセス号の日本の対応をかなり批判していたり、告発動画の岩田先生の独占インタビューをしたりと、イギリス船籍の船をよその国の鼻先にほったらかしにしておきながら、イギリスはほとんど何もしない、と批判の声が日本国内で上がっているところに、これです。
びっくりしましたね、さすが大英帝国、やることが違うわ〜と感心してしまいました。
マッチポンプでないにしても、話題作りというか、利用するの上手い。
「ブリカス」って何?どういう意味?
この「ロンドン五輪開催か?」のニュースが流れるとともに、ツイッターに急浮上した「プリカス」という言葉。
何これ?どういう意味?と疑問に思った方も多いのではないでしょうか?
ブリカスは何百年経ってもブリカスだわ
— おさかな (@Osakana_0825) February 20, 2020
ブリカス、ただでさえブレグジットで大変な状態なのにコロナカジノ船を日本に押し付けて、その上オリンピック立候補するとか図々しすぎて流石大英帝国の面目躍如って感じだ… https://t.co/iVZ7UshsXP
— そぅ (@so_tymstarry) February 20, 2020
お宅の船を日本任せしといて
オリンピックは自分の国でやるとか
ブリカスはどこまでもブリカスだな— マクタビッシュソープ大尉🇯🇵🇯🇵 (@McTavishSoop) February 20, 2020
この「ロンドン五輪開催か?」のニュースが流れるとともに、ツイッターに急浮上した「プリカス」という言葉。
何これ?どういう意味?と疑問に思った方も多いのではないでしょうか?
こういうときの強い味方、ニコニコ大百科から引用します。
ブリカスとは、イギリスの蔑称である。
特に、帝国化して以降のイギリスの政策について語られることが多い。
ブリカスとは「ブリテン」と「カス」の合成語、カバン語である。もとは、なんJ用語であった蔑称化接尾辞「カス」が歴史系の板で使われたもの。派生として「スぺカス」「フラカス」「アメカス」などがある。
「ブリテン」の「ブリ」+「カス」=「ブリカス」なんですね。
ネットスラングだろうなとは予想していましたが、意味も成り立ちも、まあまあ予想通りでしたね。
市長選の話題作りレベルだろうとは思うのですが、オリンピックまであと半年切っています。本当にどうなるのか、リアルに心配になってきましたよね。
本当に中止とか開催地変更とかなっちゃうんでしょうか?
過去中止になった大会はあるの?ときになった方はこちらもどうぞ。
まとめ
東京マラソンがイレギュラー開催になり、ダイヤモンドプリンセスから下船が始まったタイミングでのこのニュース。
なんともタイミングが良すぎですよね、絶対狙ってましたね。
準備のために力を尽くしてきた人が大勢いるオリンピックなので、個人的にはコロナが沈静化して日本で開催してほしいと思います。いだてんの最終回見たらそう思わずにはいられません。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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