崎陽軒のシウマイ弁当差入れ、4000食がダイヤモンドプリンセス号の乗客に届かなかったそうです。
消費期限を過ぎて廃棄になった可能性もあり、気の毒、残念と話題です。
なぜ寄付のシウマイ弁当は乗客に届かなかったのか? イレギュラー対応できないほど、ダイヤモンドプリンセス号内は混乱しているのか? 検疫の問題なら代理店の責任は? など気になる点をまとめました。
崎陽軒のシウマイ弁当差入れ4000食廃棄か?
「崎陽軒 シウマイ弁当4000個を「ダイヤモンド・プリンセス」に提供」 https://t.co/oBhFdVdWyC#崎陽軒#ダイヤモンドプリンセス
— yuuta26 (@yuuta46_26) February 13, 2020
崎陽軒のシウマイ弁当の差入れのニュースは、大きな話題になりましたよね。
スポーツ報知他、各種メディアでも大きく取り上げられ、
横浜名物の「シウマイ」で知られる崎陽軒が12日、新型コロナウイルスの集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」などに差し入れを行っていたことが分かった。
同社によると、差し入れられたのはクルーズ船の乗客・乗員向けの3800個と、現地で医療支援などにあたっている自衛隊などに向けた200個の計4000個。いずれも、この日の昼食として食べられるよう、午前中のうちに同社の人気商品「シウマイ弁当」(税込み860円)を差し入れたという。
と報道されたばかりでした。
その善意の4000食、約344万円分のシウマイ弁当が、結果的に乗客に届かず、廃棄になった可能性があるとのことで、ネットでも残念、崎陽軒も乗客もみんな気の毒、との声が多く見られました。
崎陽軒のシウマイ弁当寄付の経緯
崎陽軒社長が横浜市港湾局に相談。
荷物の積み込みを調整する代理店を紹介され、通関の関係など交渉、12日の昼食向けに提供することが決定。
2月12日の10時、代理店との調整により、準備した4000食を崎陽軒の配送車で大黒ふ頭に運び、納品。
2月12日11時までには船への搬入も完了していたとのこと。
船内には積み込まれたところまでは確かなようなので、その後船内でどうかなってしまった、ということになりますね。
どんな状況での差し入れだったのか……
いきなり持ち込まれても乗務員に対してなかなか大変な作業負担になると思うし……船内のキッチンで食事の仕込みが始まっていたら差し入れのお弁当に差し替えるのも大変かと……状況がわからないと誰を責める事もできません。— 地上7階地下組織 (@_contamination_) February 13, 2020
大量の食べ物が無駄になってしまうことはもちろんですが、崎陽軒側の思いもムダになってしまった、ニュースを聞いて楽しみにしていた乗客の皆さんの落胆を考えると、なんとも言えない気持ちになりますね。
4000食なぜ届かなかった? ダイヤモンドプリンセス号内は混乱でイレギュラー対応できず?検疫の問題?
検疫だとかの問題だろうな。もし食中毒などが起こった場合を考えたのかもしれない。いずれにせよ、生ものの提供は避けたほうがよかったかも。RT 崎陽軒クルーズ船に寄付のシウマイ弁当乗客に届かず https://t.co/Urzu1Tx6gI @nikkansportsさんから
— 🍎Lingo_L.S.I.M (@n0r1_com) February 13, 2020
シウマイ弁当の件、記事を読む限りでは崎陽軒や代理店に不備は無いし(調整しての搬入なので)クルーズの中で連携出来てないとしか思えないが、内部については情報の連携がどうなってんのかクルーズ側にしか分からんとこだからなんともってとこよね
— かたぱると (@catapult1220) February 13, 2020
崎陽軒がシウマイ弁当4000個をクルーズ船に提供したけど全部捨てられたというニュースがあった。
もったいないのと、楽しみに待っていた乗客や頑張って一生懸命作った人たちが可哀想だと思った。
どうして提供できなかったか分からないけど現場が混乱していて連携が取れていなかったのだろうか。
— ぷっと (@efTfuUdVT4fBFOh) February 13, 2020
崎陽軒の善意は賞賛に値する、と理解はできるものの、シウマイ弁当のような消費期限(安全に食べられる期限、美味しく食べられる、ではなく過ぎてしまうと廃棄が必要)が短いものを差し入れするのはかえって迷惑だったのでは?という考えもあるようですね。
まさかシウマイのSDSを出せとかそんな状態に?(笑)いや、冗談だけど。外国船への支援物資の手続きってどうなってるんだろう。通常の通関手続きを踏むのだろうか。そもそもシウマイ弁当は支援物資になるのか、嗜好品扱いなのか🧐非常に興味深い。
— おまな@3月家宝 ウ35a (@omana245) February 13, 2020
崎陽軒のシウマイ弁当がダイアモンドプリンセスに届かなかった件、通関上の事情だとしたら、客への提供は内国消費だけど乗務員へは船用品として申告が必要ってところが障害になったのかな。4000食分のナマモノ、迫る消費期限、食品関係他法令……これは関わった人、大変なプレッシャーだったろうな… pic.twitter.com/00GvBgJCwx
— オニオングラタンスープ (@OJUkZPrRRAgjtyU) February 13, 2020
事前の打ち合わせ以前に、そもそもなんで崎陽軒は数時間で腐るシウマイ弁当をこの混乱の最中ダイヤモンドプリンセス号に届けようと思ったのだろう。
「頑張るスタッフを励ましたい」的なこと書いてたけどかえってスタッフが混乱するとは考えなかったのかな?— すう (@ss94010408) February 13, 2020
確かにシウマイ弁当は、カップラーメンのような乾物、ヤクルトのような密封された飲み物と比べると、検疫大変そうですよね。
外国人クルーも多いとすると、知らない食べ物持ち込まれて食中毒でも起こったら?と思うと対処に困ったのかもしれません。
まとめ
手続き的には問題がなかった、ということでしたがイレギュラーな事態であったことには違いなさそうですね。まあそもそも予定から10日以上経って入港・下船ができないこと自体イレギュラーですし。
検疫などの問題なら、代理店など持ち込む前の時点で「これは持ち込めません」と断ることもできたし、そうすればよかったのでは?という気もします。
善意だけではかえって迷惑がかかるかもしれないことは、覚えておきたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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