武漢から帰国の11人「やむをえない事情」により自宅に帰ってしまった、とのニュースが流れ、また世間が騒がしくなりました。
「最大2週間」の滞在を要請されていたはずですが、いずれもその２週間に至る前の帰宅、理由も公表されていないため、ネットでは「何その理由？』「また感染者が増える」と不安が広がっています。
帰ったのは誰？なぜ帰宅した？２週間とどまることを強制できないの？など、気になることをネットの反応と合わせてまとめました。
武漢から帰国の11人「やむをえない事情」により自宅に帰った？！
2月5日にこんなニュースが流れてきました。
厚生労働省は5日、中国湖北省武漢市からチャーター便で1月末に帰国し千葉県のホテルなどに滞在している邦人のうち、計11人がやむを得ない事情で国内の自宅などに戻ったと明らかにした。健康状態の確認は続ける。
厚労省によると帰宅したのは1月29日に帰国した第1便の1人、30日の第2便の8人、31日の第3便の2人。詳しい理由は明らかにしていない。
政府は帰国者に対し、検査で陰性だった場合でも最長2週間、宿泊先に滞在し、症状が出ないかどうか経過観察するよう要請している。
共同ニュースより
ちょっと唖然としましたね。
第１便で帰国した206人のうち2人が「検査拒否」した時も驚きましたが、感染しているかどうかわからない時点で帰宅を強行する人が、また出るとは思いませんでした。
その後情報が増えて、症状が出ていなくても感染している恐れがある、一度検査で陰性になってもその後陽性と診断されることもある、という状況下での期限前の帰宅。
そしてその理由が
やむをえない事情
としか発表されないことが、さらに謎です。
11人にはそれぞれ個別の事情があるだろうということは推測できますが、それを「やむをえない事情」の一言でまとめて発表してしまう政府には、もうちょっと情報を公開して欲しいと思ってしまいます。
帰宅した11人はどこに滞在していた？
第1便の1人：1月29日に帰国、千葉県鴨川のホテル三日月、または東京都府中市の警察大学校か北区の西ケ原研修合同庁舎に滞在
第2便の8人：1月30日に帰国、東京都府中市の警察大学校か北区の西ケ原研修合同庁舎に滞在
第3便の2人：1月31日に帰国、埼玉県和光市の国立保健医療科学院か千葉県柏市の税関研修所に滞在日本経済新聞と上記共同ニュースより
武漢からのチャーター便で帰国していた人たちは、検査の結果を待ちながら関東の５箇所のどこかに滞在中だったはずで、ニュースなどの報道を見る限り、検査結果が出る前の帰宅だったと思われます。
なぜ帰宅許可した？「やむをえない事情」とは？帰ったのは誰？
症状がなかったのに感染が確認された人や、１回目の検査では陰性でも、２回目検査で陽性になった人などいることから、滞在は「２週間」程度と決められたはず。
その状況はよくわかっているはずでもなお帰らなければならない「やむをえない事情」とはなんなんでしょうか？
滞在先によって細かい事情は違うでしょうが、どこも個室での待機、食事はお弁当などを部屋に差し入れ、せんたくも部屋の洗面台だったり（施設によっては洗濯機を支えたところもある模様）と、制約が大きくストレスのたまる環境であったことは理解できますが、体調不良になったのなら、自宅に帰るんじゃなくて病院搬送になるはずですよね？
ということは、健康面での理由じゃないのだろうな、と思われます。
何か期限が差し迫った事情でしょうか？
例えば、子供の受験に親が面接に行かなければならない？ 仕事で大事な会議（プレゼンなど）がある？
大事な事情には違いないですが、今日本の中ではコロナの感染が連日トップニュースになるほどの一大事なのに、その事情を話して理解してもらうことができないほど、相手は理解がないのでしょうか？
それとも、武漢帰りだということを相手に伝えたくない。とか？
それ、ちょっと勝手じゃないですかね・・？
「武漢帰国者11人帰宅」にネットの声は？
予想通りというか、ネットでは批判・否定的な意見が多いですね。
第１便の帰国者２名が「検査拒否」したことを思い出してしまう方も多いみたいです。
そして説得仕切れず（？）返してしまった政府（厚生労働省？）に対する不安・不満もかなり見られます。
甘い、ゆるい、そんなんで国を守れるのか？！
確かにコロナウイルスに関する対応は、他の国に比べて遅い、甘い感じはしますよね。
このジレンマを顕在化させない唯一の方法は帰国者がチャーター便までだして帰国させてくれた日本国とその背後の国民に恩義を感じて、少々の不便を忍んで検疫のための隔離期間を受け入れることだんだと思うのだ。
でも流石中国ビジネスの最前線のビジネス戦士、その11人には義理もへったくれもねーな。
— 任我行 (@MrDennisMoore) February 6, 2020
#武漢 からの #帰国者 がやむを得ない事情で帰宅ってどういうこと？#新型コロナウイルス より重要なの？この帰宅者の所属してる企業と自宅の市町村を公表してください。こんなに感染拡大してるのに厚労省も帰宅者も全く危機感ないのはなぜ？帰宅した11人は #検査拒否 の2人と全く変わらん。
— カナエ (@XxSuGvaTZ1ycbB4) February 6, 2020
政府は武漢からのチャーター便の帰国者に対し、検査で陰性だった場合でも最長２週間、宿泊先に滞在し、症状が出ないかどうか経過観察する事としているが、厚労省は11人／3便 を自宅に帰るのを認めた。米他の国々比べ緩い。ここを突っ込んでよ！国内感染対策は？ #ひるおび https://t.co/1HqAg1XLlV
— 1Q3 (@1Qshan) February 6, 2020
#新型コロナウイルス
チャーター便での帰国者１１人、なぜ帰宅させた‼️
なんの為の隔離だ‼️
いい加減にしろ‼️— m saze (@msaze1) February 6, 2020
武漢から帰国の邦人11人が帰宅 厚労省「やむを得ない事情」（共同通信）。
やむを得ない事情は誰にだってある。その度合いを評価する基準などない。あくまでも本人の強い希望。11人のうち第2便の帰国者が8人もいるのがその例。この人たちが潜伏期を越して発症し、他人に感染させた場合は処罰を。— 小言の唄 (@N_poruto) February 6, 2020
チャーター機の帰国者11人帰宅。
どうしても帰宅したい人はOKって…
なんで、徹底できないの。
14日どころか10日も経ってないらしいじゃん。— 7na3 (@7na3flower) February 5, 2020
勝手に帰った帰国者は日本人なの？日本人そんなに民度おちたの？自殺者が出てるけど関連してるのなら11人はひとごろしじゃない？
— へちま (@semantomori) February 5, 2020
この件で思い出したんですが、第１便で検査拒否したけど後になって「検査受けたい」と言ってきた2人は、その後どうなったのでしょうか？
そっちもその後が気になります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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