毎年年末に開催されるお笑い番組、M−1グランプリに「ラストイヤー」という制度がありますね。毎年欠かさず見ているファンにはおなじみだと思いますが、ときどき見る、たまたまTVをつけたらやっていたので見てる程度のライトなファンだと「ラストイヤーってなんだっけ?」と意味を忘れてしまうこともあると思います。
そこで今回は、M−1グランプリの「ラストイヤー」に注目。
- M-1グランプリの「ラストイヤー」とは?
- 2019年がラストイヤーの芸人は誰?
- 過去ラストイヤーの挑戦で優勝したのは?
という内容でお届けしていこうと思います。
今年ラストイヤーを迎える芸人さんたちの意気込み動画もありますので、応援の材料にしてくださいね。
M-1グランプリの「ラストイヤー」とは?

M-1グランプリは、今年2019年で15回目を迎えますが、お笑い芸人なら誰でも出られる訳ではありません。
出場資格が決められており、そのうち「結成から15年以内」という条件にギリギリ合致する芸人さんたちが「ラストイヤー芸人」「ラストイヤー」と呼ばれます。
結成15年目のチャレンジがM-1優勝のラストチャンスの年、つまりラストイヤーというわけですね。
M−1グランプリ出場資格
M−1グランプリの出場資格や、審査基準もチェックしてみましょう。M−1グランプリの公式サイトには次のように載っています。
M−1グランプリ出場資格
結成15年以内(2004年1月1日以降の結成)
・プロ・アマ、所属事務所の有無は問いません。
・ 2人以上のコンビに限ります。(1名(ピン)での出場は不可。)
M-1グランプリ公式サイトより
ちなみに、審査基準は “とにかくおもしろい漫才”とめちゃくちゃざっくりしています。 審査員の採点で決丸ので、2018年のような炎上騒ぎが起こったりするのですね〜。
ネタ時間も決められていて、 1回戦は「2分」、2回戦・3回戦は「3分」、準々決勝・準決勝・決勝は「4分」と、先に進むにつれて長くなっていきます。1本の決めネタで決勝まで行くってわけにはいかないのですね。
ベテランばかりで新人、若手の入る隙がない、というのを防ぐ意味があるのでしょう。15年目の出場者は「後がない」緊張感がビリビリ漂うのも、賞レースを面白くする要素になっていますよね。
2019年がラストイヤーの芸人は誰?
今年2019年は、過去最高の5,040組のエントリー(参加者)のなかから、第15代王者が選ばれるということですが、そのうちラストイヤーを迎える芸人さんたちは何組ぐらいいるのでしょうか?
2019年ラストイヤーで優勝の可能性がある芸人
2019年11月末時点で、準々決勝を通過している結成15年目、すなわりラストイヤーの芸人さんは次の3組です。
- 囲碁将棋
- かまいたち
- 天竺鼠(テンジクネズミ)
少なくとも「決勝まで行ける可能性がある」のはたった3組。
次は準決勝ですが、ここで敗退しても「敗者復活戦」から蘇る可能性もあるので、まだ優勝の可能性はあります。
ちなみに「敗者復活戦」のルールは次の通り。
~敗者復活戦~ルール
M-1グランプリ2019・準決勝敗退者にのみ、敗者復活戦の出場権が与えられる。
登場順は準決勝の順位の低かった組から全ネタが生中継され、最も面白かった1組が決勝戦に復活します。
3組の簡単なプロフィールをご紹介しておきます。(囲碁将棋のみ、動画がちょっと古いですがお許しを)
囲碁将棋
結成年:2004年4月
所属:吉本興業(プロ)
文田大介(フミタダイスケ)
1980年06月20日生まれ
神奈川県出身
根建太一(ネダテタイチ)
1981年03月23日生まれ
神奈川県出身
<M−1グランプリ過去4年の成績>
2018年:準々決勝 敗退
2017年:敗者復活戦 敗退
2016年:準々決勝 敗退
2015年:敗者復活戦 敗退
かまいたち
結成年:2004年5月
所属:吉本興業(プロ)
山内健司(ヤマウチケンジ)
1981年01月17日生まれ
島根県出身
濱家隆一(ハマイエリュウイチ)
1983年11月06日生まれ
大阪府出身
<M−1グランプリ過去4年の成績>
2018年:決勝戦 敗退
2017年:決勝戦 敗退
2016年:敗者復活戦 敗退
2015年:敗者復活戦 敗退
2012年 第33回ABCお笑いグランプリ優勝
天竺鼠
結成年:2004年4月
所属吉本興業(プロ)
川原克己(カワハラカツミ)
1980年01月21日生まれ
鹿児島県出身
瀬下豊(フリガナ セシタユタカ)
1979年07月29日生まれ
鹿児島県出身
<M−1グランプリ過去4年の成績>
2018年:準々決勝 敗退
2017年:敗者復活戦 敗退
2016年:準々決勝 敗退
2015年:敗者復活戦 敗退
2014年 第35回ABCお笑いグランプリ優勝
実は他にこんなにいる2019ラストイヤー芸人
準々決勝を通過した上記3組以外にも、実は2019年がラストイヤーの芸人さんは8組エントリーされていましたが、残念ながら敗退が早かったので、決勝進出の可能性はなくなっています。コンビ名のみご紹介しますね。
ゆったり感(準々決勝敗退)
span!(3回戦敗退)
天狗 (3回戦敗退)
1 (2回戦敗退)
世界事情(2回戦敗退)
バクコメ(2回戦敗退)
カリントウ(2回戦敗退)
カルパチーノ(2回戦敗退)
この他にも結成15年目という条件には合致していますが、オリエンタルラジオ(オリラジ)、はんにゃはエントリーされていませんでした。
過去ラストイヤーで優勝したのは?
先日撮影した「中川家の寄席」の映像みたりしてました!
12月頃から随時YouTubeにアップしていきます🏋️♂️ pic.twitter.com/uO9RmDtt5O— 中川家マネージャー (@nakagawake419) November 24, 2019
ラストイヤーという響きが、後がないというプレッシャーを倍増させる中でみごと優勝した皆さんもあげておきますね。他人事なんですが、こういう時は見てる方もなんだかめちゃくちゃ嬉しくなるんですよね。
第1回(2001年):中川家(優勝)
第2回(2002年):ますだおかだ(優勝)
第4回(2004年):アンタッチャブル(優勝)
第10回(2010年):笑い飯(優勝)
第13回(2017):とろサーモン(初出場・優勝)
第1回の中川家は、当時の出場条件が結成10年目までとなっていたところ、ちょうど10年目での出場だったので、初出場でラストイヤー、最初で最後という一回こっきりの挑戦でみごと優勝。第10回の笑い飯は、M−1自体が第10回で最後の大会とされていたため、こちらもどう転んでもこれが最後、という特別な優種でした。
笑い飯が優勝した時は私も泣きました。いやほんとよかったって思ったの、今でも覚えています。
まとめ
M−1グランプリも、笑いの中にもいろんなドラマがあって泣かされる時もけっこうありますよね。その中でもラストイヤーでの優勝は最もドラマチックだと思います。
今回、こんなポイントでラストイヤーを振り返ってみました。
- M-1グランプリの「ラストイヤー」とは?
- 2019年がラストイヤーの芸人は誰?
- 過去ラストイヤーで優勝したのは?
2019年は12月22日(日)が決勝戦です。今年はどの組が優勝するんでしょうか?楽しみですね!
最後までお読みいただきありがとうございました^^
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